スター・ウォーズエピソード3 小説『シスの復讐』2種類の違い 遅れに遅れまくった上に、諸々をすっとばしてEP3を見てSWの世界に今更ながらかなり間違った浸り方をしている私。 EP3の翻訳とは異なる部分があるというので私は2種類のシスの復讐+原書(Jr版)合計3冊を持ってます。 個人的にアナキン好きにはこちらの本でしょ!と思うのがジュニアノベル版の方。 Patricia C. Wrede (著)で9歳から12歳向けの小説。 今の所、ジュニアノベルは単行本だけです。 中の写真は洋書の方も翻訳の方も同じモノが使われています。 しかし、洋書の方がショット枚数的には少ないです。その代わりに一つの写真が大きい。 翻訳の方は写真のきめが綺麗で枚数が多いです。 2冊の『シスの復讐』今更ですが〜ちょっとメモ。 マシュー・ストーヴァー (著), ジョージ・ルーカス, 富永 和子 出版社 ソニー・マガジンズ 文庫版 ISBN: 4789725642 :557P 単行本 ISBN: 4789725324 :535P 詳細な心理描写。映画では描かれていないそれぞれの内面。場面についてが書いてあり、映画を観てこの小説を読むと成る程!と頷く部分、そしてそんな背景があったんだ!と新発見。 読むとまた映画が観たくなる。全てにおいての補完版。 パトリシア・C.リード (著), ジョージ・ルーカス, 富永 晶子 STAR WARSエピソード3シスの復讐―ジュニアノベル 出版社 ソニー・マガジンズ 単行本 ISBN: 4789725634 :277P カラー写真で登場人物の説明・映画の場面14Pあり 表紙裏などに宇宙船などの紹介付 映画と同じ時間枠でありながら、それぞれの心理描写がとても判りやすく凝縮されて表現されている。 こちらは感情が…ジュダイとしてタブーとされているようなあらゆる感情の揺れが描かれています。 人間味溢れる表現が多いです。苦悩と哀しみがより判りやすく書いてあると思いました。 二冊の本のちょっとだけ比較 説明表記: マシュー・ストーヴァー (著), ジョージ・ルーカス, 富永 和子版=『A』 パトリシア・C.リード (著), ジョージ・ルーカス, 富永 晶子版=『B』 『グリーヴァス将軍を逮捕しに行く前のシーン』 『A』 アナキンの方が何か言わなくては・・・と、二度と話すチャンスがないかもしれない・・・という予感に捕らわれている。 『B』 アナキンの様子と会話に『オビ=ワンの胸に、この有能で頑固な難しい弟子に対する愛情がこみ上げてきた』(一部抜粋)と書かれ、感情的になっていることに照れて言葉をかけていたりします。 更にアナキンの様子の不安定さを感じ取り、戻ってきたら悩みを聞こうと思っています。 そして、この言葉でしめくくり。 でも何故か、親友であり弟子でもある若者に最後の別れを告げたような気がした・・・と。 『ムスタファーでの戦い』 基本的な流れは一緒。 『A』 オビ=ワンはこちらはもう皇帝と呼ぶべき、議長のシャトルが近づいてくることに気付いています。 ひと思いに殺してやるほうが、むしろ情け深いとおもいながらも情けをかける気になれなかった。下の黒い砂までおりれば、貴重な時間を費やすことになる。と。 アナキンの為にしてあげられることを・・・とパドメの救出に向かう。 『B』 オビ=ワンは手足を切り落とされもがくアナキンを見下ろしながら涙を浮かべてます。 ダース・ヴェイダーにではなく、死んだ友人アナキン、ダース・ヴェイダーが殺した男の心に語りかけてます。 それは涙で下の体が見えなくなり、アナキンのライトセーバーの光も見えないほど。 最後、炎に包まれ悲鳴が聞こえているのを見守り、怒りと憎しみの言葉に応え、呟いたのが 『きみは私の弟だったんだ・・・』 オビ=ワン涙を拭いながら、ヴェイダーに背中を向け、シャトルが降下してくるのを知っていても、それが誰にしろ今は会いたくなかった。 早く立ち去りたい、もう少し時間がたてば次はどうするか考えられうようになるかもしれない・・・。 となっています。 ここの部分は大きく異なるのですが、どちらの小説も私は面白いと思いました。 感情面的には『B』のジュニアノベルの方がそうそう、そうだよね!!と判りやすい。 簡単にそれでていてちょっとオビ=ワンそれはないんじゃないの〜と思えた部分とこのEP3のテーマであると勝手に思っている『愛』についての形がわかりやすい。 難しく考えるのが苦手なので、ジュニアノベルの方が好き。 『ラスト部分』 『A』 映画の場面と同じ、それぞれのシーンで終了。そして言葉・・・。 あの文章良いですね。 愛なんですよね・・・。全ては・・・。 『B』 オビ=ワン、脱出ポットを中古屋に売ってます。そのお金でオーゥエン夫妻を訪問する為に、乗り物用動物を購入。 映画のシーンのラスト部分の後、オビ=ワンの描写。 タトゥイーンの砂漠に入る、彼の荷物のなかには、アナキンのライトセーバーが入っている。 亡き友の形見とともに荒れ地で暮らし、いつかそれをアナキンの息子、スカイ・ウォーカーに渡せる日を待つのだ。 うん、ジュニアノベル・・・良いよ。面白いよ。判り易いよ! 『A』に描かれている心理描写もそうなんだよね〜と思う部分も多くて、此方も読むと本当に判りやすくなっていると思いました。 マシュー・ストーヴァー (著), ジョージ・ルーカス, 富永 和子版=『A』は、ジェダイ的な本 理性的に表現され完成度高い本 パトリシア・C.リード (著), ジョージ・ルーカス, 富永 晶子版=『B』は、ある意味シス的な本 理性ではおさえられない感情豊かに描かれている えっと、ほら、私よくスター・ウォーズの世界判ってませんから〜。間違った捉え方していると思います。ご容赦下さい。 それでもアナキン好きな私は『B』のジュニアノベル版かなり楽しみました。 この他、パドメがオビ=ワンにアナキンのことを聞いたあとに、私の愛が伝わって…とアナキンに思いをはせるシーン。これがまたなんとも・・・。パドメ好きです。 アナキンに自分がシスだと告白する時や、ラストのパドメの死を悟らせた時のパルパティーンの心理についてなども短い文章の中に凝縮されたわかり易い心理表現で・・・なんてヤツなんだ・・・。 甘い言葉の裏にあるのは悪意だ・・・言葉の表面どおりに捉えてはいけない!!恐るべし・・・。と思うもので、流石ジュニアノベル。教訓にもなっているのだな・・・と、またまた間違ったことを呟いてます。 うす〜く注意:腐女子ではなく普通に遊んでいる場所からの転載(自分の場所です 笑)なのであれ?と思う場所をもし表でみかけてもさらりと読み流してください。 |
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